加藤翼

Kato Tsubasa
写真クレジット:Photo by Kana Tarumi パフォーマンス、構造体、ビデオを駆使した作品はグループによる共同実践を特徴とし、代表作「Pull and Raise/Topple(屋外で大きな構造体をロープで引っぱって動かす)」は参加者の自発的な協力によって達成される。 一連のパフォーマンスは集団と個人の間で私たちが日常的に抱えているカタルシスやジレンマのジェスチャーとなり、そこから展開されるインスタレーションは、パフォーマンス参加者とインスタレーション鑑賞者を結びつけ、時間と空間を超えて複数の主観が相関するチャネルを生みだす。 これまでに作品は国内外で発表され、近年の展覧会は「STAND」(ウォーターミル・センター、ニューヨーク)、「縄張りと島」(東京オペラシティアートギャラリー)、「Scratching the Surface」(ハンブルガー・バーンホフ現代美術館、ベルリン)、「They Do Not Understand Each Other」(大館當代美術館、香港)、「BECOMING A COLLECTIVE BODY」(イタリア国立21世紀美術館、ローマ)、「あいちトリエンナーレ2019」(愛知)、「Uprisings」(ジュ・ド・ポーム国立美術館、パリ)など。