森達也

Tatsuya Mori
映画監督・作家

広島県呉市生まれ。95年の地下鉄サリン事件発生後、オウム真理教広報副部長であった荒木浩と他のオウム信者たちを被写体とするテレビ・ドキュメンタリーの撮影を始めるが、最終的に作品は『A』のタイトルで98年に劇場公開され、さらにベルリン国際映画祭など多数の海外映画祭に招待されて世界的に大きな話題となった。
99年にはテレビ・ドキュメンタリー「放送禁止歌」を発表。2001年には映画『A2』が山形国際ドキュメンタリー映画祭で特別賞・市民賞を受賞。映画作品は他に『311』、『Fake』、『ⅰ~新聞記者ドキュメント』がある。
2011年「A3」(集英社インターナショナル)が講談社ノンフィクション賞を受賞。他の著作に、「放送禁止歌」(智恵の森文庫)、「職業欄はエスパー」「いのちの食べかた」「死刑」「クォン・デ~もう一人のラストエンペラー」(角川文庫)、長編小説作品「チャンキ」(論創社)、「すべての戦争は自衛から始まる」(講談社文庫)、「U 相模原に現れた世界の憂鬱な断面 (講談社現代新書)」などがある。近著は「千代田区一番一号のラビリンス」(現代書館)。
2023年には劇映画『福田村事件(仮)』を公開予定。