『グレープフルーツムーン』
2012年刊行の小説集『はるかかけら』(中央公論新社刊)に収録された高崎卓馬初のSF小説。ほろ苦く、笑えて切ないSFラブコメディ。2246年、「上級労働者」の試験に落ちたサカキは、親友のトミーとふたり、奪った惑星探査機で幻の石・ブルーガーネットを探す旅に出る。女ばかりが地下に暮らす星ルージュ、自殺志願者たちが危険な仕事に従事する“ナナメ”の星シロドランなど、奇妙奇天烈な星を経由しつつサカキたちは旅を続けるが、トミーは途中の星で水牛女に肉体を乗っ取られてしまい…
SPINEARでは向井理の語りによる全10話を2回に分けて配信します。
▼第一弾配信(1~5話)
9月11日(金)
▼第二弾配信(6〜10話)
9月25日(金)
当コンテンツはSPINEARおよびApple Podcasts、Google Podcasts、Spotifyなどの主要なリスニングサービスにおいて聴取可能です。
SPINEAR【 https://spinear.com/shows/grapefruit-moon/ 】
向井理
1982年2月7日生まれ。神奈川県出身。多くのドラマ・映画・舞台などで活躍。
≪コメント≫
色々試行錯誤して演じさせていただきました。お聴きの皆様が楽しんでくれたら幸いです。
高崎卓馬
1969年 福岡県生まれ 電通CDC所属。小説家、早稲田大学非常勤講師。
2010年、2013年、2度のクリエイター・オブ・ザ・イヤーを受賞、など国内外の受賞多数。
JR東日本「行くぜ、東北。」、サントリー「オールフリー 」、ANAなど、数多くの企業キャンペーンを担当。著書に小説「はるかかけら」小泉今日子の親衛隊の少年たちの青春を描いた「オートリバース 」、広告スキルをまとめた「表現の技術」「面白くならない企画はひとつもない」がある。
≪コメント≫
向井さんの声によって物語がもうひとつ命を与えられたような感覚になりました。分で書いたことを忘れてしまうくらい素敵でした。音楽は世界を拡張します。グッドムーンの音は物語をかきたてます。
音声だけだからこそ、想像力を刺激する。それをとてもリアルに感じる仕上がりになりました。
グッドムーン
世界を舞台に活躍する孤高の兄弟ギターロックデュオ。
確かな技術と経験に裏打ちされたテクニカルでソリッドな2本のギターアンサンブルを軸に兄弟ならではの息のあった美しいコーラスワークを生かしたヴォーカルが絡み合う唯一無二のサウンドを体現する。Post rock、Math rock的な複雑で緊張感のある楽曲でありながら、アコースティックギターならではの叙情的な優しい音像で表現されるその音楽はジャンルの垣根や国境を越え多くの人々の魂を揺さぶる。
≪コメント≫
「世界なんて変えられない」、「やさぐれ」、「孤独」。
高崎さんに曲のイメージをお聞きした際に聞こえてきたワードに親近感を覚え、創作意欲を掻き立てられました。
ポジティブな言葉がぎこちなく響く今の世界で、それらの言葉がすごくピュアなものに聞こえました。
真っ暗闇の夜空にも星が光る様に、諦めの中にある「どうせ手の届かない希望」を遠くから俯瞰する様なそんなやるせなさをテーマに今回は楽曲を制作させて頂きました。
News
2020.09.04
クリエイティブディレクター高崎卓馬のSF小説を向井理の声で聴く!『グレープフルーツムーン』デジタル音声コンテンツ配信サービス「SPINEAR」にて9/11(金)、9/25(金)に配信!
J-WAVE(81.3FM)のインターネットオーディオ事業を担うJAVEによるデジタル音声コンテンツ配信サービス「SPINEAR」では、【いい声の語りを聴きながら、本を読むとストーリーが豊かになる、Voice & books プロジェクト】として、クリエイティブディレクター高崎卓馬のSF小説『グレープフルーツムーン』(小説集『はるかかけら』中央公論新社刊・収録作)を、9月11日(金)と9月25日(金)に配信します。語りを担当するのは俳優の向井理!グッドムーンによる、オリジナル楽曲が物語の世界を彩ります。